家庭菜園をするなら一度は作ってみたいのがスイカですね。
スイカはカボチャと同様に広く栽培面積を占めます。
狭い菜園では作りたくてもできないですね。
ポイントは整枝・摘心と人工授粉ですね。
特に、整枝・摘心はきちっとしたいものです。
家庭菜園でのスイカの摘心、プランター、害虫について、お伝
えしましょう。
家庭菜園 スイカの摘心はどうするの?
ツルが伸びるものには整枝・摘心が付きものですね。
ツルをきることは簡単ですが、どこを、時期等を考慮して切る
には詳細を覚えることはすぐには困難ですね。
身につくまで、手順書とかメモを見ながら切るように心がけて
下さい。
最悪の場合、枯らす原因になりますので気を付けましょう。
・親づるの摘芯
親づるは本葉8~10枚前後で先を切りましょう。
しばらくすると脇芽(子づる)がでてきます。
子づるは3本(4本でも可)伸ばします。
・孫づるは除去する
子づるから出る脇芽(孫づる)はすべてとる目標果(1子づる2果)
が着果後は放任して良い。
・1、2番花は取る
雌花は子づるの7、8節ごとに着く。
基本は1番花(5~8節についた雌花)は取り、2~4番目(12~24節
位)の雌花に1番成りを着果させる。
家庭菜園では梅雨時の着果不良も考え、1~2番花に1番成りを
着果させても良い。
しかし、基本は基本として、親ヅルを摘心し、子ヅルを3、4本
残すまでは行うが、孫ヅルまでは手が回らない。
あとは放任しておく。これでも実はなります。
家庭菜園 スイカ プランターは?
【スイカ プランターの育て方 】
・苗を選ぶ場合
5月頃からスイカの苗が出始めます。
スイカの苗は早く売れます、時期が過ぎてしまうと、状態が悪
い苗しか残ってないことがあります。
【苗の選び方】
・節と節の間が詰まっている
・葉の色が濃くツヤがある
・株元がぐらく゜らしていない
・本はが3~4枚ある
・害虫がついていない
以上のことに注意して選びましょう。
・植え場所
スイカは乾燥した空気と、太陽の光を好みます。
なので、育てる場所はできる限り風通しと日当たりの良い場所
にしましょう。
風通しが悪いと、病気にかかりやすくなったり、根腐れなどを
起こして枯れてしまうことがあります。
また、日当たりが悪いと節と節の間が間延びしたように徒長し
てしまい、貧弱に育ち良いか術がならないので注意します。
・プランターの準備
大玉のスイカを育てる時は、横幅60~90cmサイズの、野菜用の
深いプランターに1株が目安となります。
つるをよく伸ばし、大きな箕をつける大玉スイカは、根の生育
も旺盛です。
小さなプランターや浅いプランターなどを使うと、根の生育が
制限されてしまい、生育に影響します。
・植え付け
ポットで育苗したものや、購入した苗は、本葉が4枚~5枚の状
態で植え付けを行います。
用意したプランターの底が隠れる程度に鉢底石を敷き、その上
から野菜用培養土を縁から2cm~3cmほど下まで入れます。
プランターの中央に苗の根鉢が入る程度に植え穴をあけ、苗を
植え付けます。
スイカの根は弱いので、根鉢を崩さないように注意しましょう。
また、接ぎ木苗を購入した場合は、接ぎ目が土に埋まらないよ
うに注意して植え付けます。
家庭菜園 スイカ 害虫は?
【ワタアブラムシ】
・発生部位と被害の特徴
1.芽・葉・茎・つぼみ・花に寄生し、生育を阻害するほか、
ウイルス病を媒介する。
2.体色は黄色、緑色、黒色と変異があり、体長1mm程度。
3.葉裏や新葉などに寄生し、植物組織内に口針を差し込み、
汁液を吸汁する。
4.激しくなると、葉は縮れ、新葉では生長が止まる。また、
排泄物(甘露)が葉の表面に付着するとすす病が誘発さ
れ、光合成や呼吸が阻害される。
5.果実にすす病が発生すると、汚れや着色不良で商品価値
が低下する。
・日常管理での防除
1.窒素肥料の多用を控える。
2.他のアブラムシ類に比べて薬剤に対する耐性が強いので、
発生初期から薬剤散布を繰り返し行うことが必要である。
・薬剤での防除
1.ベストガード粒剤を株当たり1~2g植え穴処理して土
壌混和(定植時1回)する。
2.発生時からベストガード水和剤100~200倍液(収
穫7日前まで3回)を散布する。
3.モスピラン水溶剤2,000~4,000倍液(3回)を収穫前日
までに散布する。
【ミナミキイロアザミウマ】
・発生部位と被害の特徴
1.成虫は体長1mm程度。体色は橙黄色で、背面中央に黒い筋
(折りたたんだ翅)が見える。
2.葉の葉脈に沿ってかすり状に白い斑点が現れる。
3.葉裏に寄生し、食害する。そのため、葉裏がカスリ状に
白変し、後に光沢のある褐色の食害痕となる。
4.多発生すると葉全体が枯れ上がり、着花不良や果実肥大
停止を引き起こす。
5.新芽や心葉が食害されると萎縮し、つるの伸長が阻害さ
れる。
6.果梗部や果尻部分に褐色のケロイド傷痕を生じることが
ある。
・日常管理での防除
1.ハウス栽培の除草を行う。
・薬剤での防除
1.発生時からベストガード水和剤100~200倍液(収
穫7日前まで3回)を散布する。
【ナミハダニ】
・発生部位と被害の特徴
1.寄生された葉の表側には無数の白い斑点ができ、株全体
に広がる。
2.多発すると糸を吐き頂上部に集合する。
・日常管理での防除
1.周辺の寄生となる広葉タイプの植物や、雑草を取り除く。
・薬剤での防除
1.発生初期からコロマイト水和剤2000倍液(収穫7日
前まで2回)を散布する。
2.バロックフロアブル2000倍液(収穫前日まで2回)
を散布する。
まとめ
かかりやすい病気がいくつかあります。
葉や果実に穴が開いてしまう「炭そ病」は、雨で胞子が広
がります。
うつってしまうので注意が必要です。
発病してしまうと対処しきれませんので、ならないように
注意するしかありません。
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