ビタミンC、鉄分やカロテンを多く含む緑黄色野菜の代表です。
とくに花蕾に含まれるビタミンCはレモンより多く、柔らかい
茎には、花蕾よりもビタミンA、Cが豊富です。
淡い緑と独特の風味は、鮮度が良いほどいっそう引き立ちま
すので、実際に作って味わってみましょう。
家庭菜園 ブロッコリーの育て方、害虫、栽培でのポイントに
ついてお伝えしましよう。
家庭菜園 ブロッコリーの育て方?
・苗作り
ブロッコリーの栽培は、苗作りから始めてみましょう。
苗作りは、ポットやセルを使うと簡単です。
【ポット育苗の場合】
1つのポットに2~3粒の種を撒き、屋内の涼しい所で1日を
目安に発芽させた後、屋外で管理します。 本葉が出はじめた
頃に芽を2本、本葉が2枚の頃に1本間引き、本葉が5~6枚
になるまで育てましょう。
※セルの場合は、1つのセルに1粒ずつの種を撒いて育てま
しょう。
【ポイント】
【苗作りで注意すること】
原則として水やりは、朝と昼の2回です。
夏の日差しは避けて、水はけ・風通しを良くしておきましょう。
育苗日数は30~35日を目安とし、晩出等の遅い作型の場合は
大苗に仕上げましょう。
・畑の準備
苗の生育に合わせて畑の準備もしておきましょう。
植えつけの2週間程前に畑に石灰資材加えて、20~30cmの深
さまで耕します。
その後、植えつけの前にうね幅15cmを取り中央部に深さ15cm
の溝を作ります。 そこに堆肥等を加え、土を埋め戻してうね
を作りましょう。 湿害に弱い作物ですので、排水溝も一緒に
作りましょう。
・植え付け
苗を畑に植えつけましょう。 このとき充分に間隔を開けて、
あまり深くに植えつけないように注意してください。
【ポイント】
【作型別の注意事項】
秋出 ・・・7月15日以前の早まきは色が薄くなりやすい。
冬出 ・・・品種の特性が開張性なので、株の間を狭くし過ぎな
いようにする。
初夏出・・・地床育苗の場合は、苗に十分土をつけた状態で植えつ
ける。
・追肥・土寄せ
植えつけの2週間後にうねの片側を軽く掘って土をやわらげな
がら1回目の追肥を行い、 うねに土を寄せましょう。
更に2週間後(また小さな花蕾が見える頃)に、1回目とは反
対側で追肥を行い、土を寄せましょう。
・収穫
頂部の花蕾が直径10~15cm程度になり、蕾の1つひとつが膨ら
んできたら収穫期です。
蕾が米粒大になる前に包丁を使い収穫しましょう。遅れると花
が咲いてしまうので注意してください。
・側花蕾の収穫
収穫後、株をそのまま残すと側面から小さな花蕾が出てきます。
花蕾が500円玉くらいの大きさになったら、手やはさみで摘み
取りましょう。 小さいですが、まとめて使えば十分に味わうこ
とができます。
家庭菜園 ブロッコリーの害虫は?
ブロッコリーで注意したいのは、ハスモンヨウトウやアオムシ
の被害。 葉の裏に卵を産み付け、幼虫は葉脈だけを残して暴食
してしまいます。 後期に発生すると花蕾の中に入るので要注意。
また、アオムシの成虫であるモンシロチョウの飛来の多いとき
に葉をよく調べると、葉うらに1mm程度の黄色の小さな卵が見つ
かります。 ふ化する前に取り除きましょう。
家庭菜園 ブロッコリーの栽培で気をつけるポイント?
・生育適温は5~25℃でよく育つのは15~25℃で低温には強い。
収穫が早い「早生緑(わせみどり)」「シャスター」「緑嶺
(りょくれい)」がおススメ。
・連作障害がありますので1年間は同じ場所に作付けしないよ
う注意する。
・春植えの場合は虫害に注意。アオムシ(モンシロチョウの幼
虫)などは早期に駆除しましょう。ネット掛けも有効です。
・元肥追肥をしっかりと行う事が大きな花蕾を実らせるコツ。
茎を太く丈夫に育てるようにしましょう。
まとめ
ブロッコリーは涼しい気候を好む野菜、花蕾が肥大する時期は
高温に弱い。
春植えは害虫被害に遭いやすくトウ立ちしやすいので、家庭菜
園の初心者の方は夏以降に植えて秋に収穫するものが育てやす
く収穫までたどり着きやすいのでお勧めです。
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