三大成人病で死亡する人の割合は、日本人の６割にのぼり、１０
人中６人はいずれかの三大成人病で亡くなっているのです。
このようにたくさんの人が死に至るという意味では、エイズよ
りも悪影響を及ぼすと言っても過言ではありません。
三大成人病は、がん、心臓疾患、脳血管疾患の３つを指します。
この３つの病気を予防することが、健康で長生きすることにつ
ながるのです。
ここでは、三大成人病のガンとタバコの関係、「肺ガン」と予
防法、「胃ガン」と予防法についてお伝えしましょう。
三大成人病のガンとタバコの関係
三大成人病の主な原因としては、生活習慣のほかに、がんはタ
バコを始め、肥満、動物性食品や食塩、アルコールの摂りすぎ、
運動不足が上げられます。
その中でタバコはがん以外にも全部の三大成人病に関係してい
ます。
中でもがんとの関係は大きく、肺から煙を取り込むというタバ
コの特徴が肺がんと密接に関わっています。
喫煙している人の発症率は、喫煙していない人と比べると５倍
違います。
また、周りの人が煙を吸い込むことで、受動喫煙が起こります。
タバコを吸う人にはフィルターがあるのですが、周りの人には
ないため、直接煙を肺に通してしまうのです。
また、肺がんのほかに食道もダメージを受けるため、食道がん
の危険性もありますし、喉には必ず煙がいきますので、喉頭が
んの危険性もあるのです。
発症率の高い病気を見てみると、喉頭がんが最も高く、発症し
た方の９５％以上がタバコが原因とされています。
よって、タバコはどう吸っても、危険なことに変わりはないの
です。
また他の三大成人病にも関わってきます。
つまり心筋梗塞や脳卒中の発症率も高めてしまうのです。
三大成人病ガン死亡人口1位の「肺ガン」と予防法
がんの中で最も死亡率が高いのは肺がんです。
肺がんはタバコとの関係が大きいがんですので、禁煙する
ことが肺がんの発症率を下げる一番の方法といえるでしょ
う。
ここでは肺がんを予防するためにも、禁煙グッズをご紹介
します。
・ニコレット
→医薬品扱いの禁煙ガムです。タバコを吸いたいと感じた
ら摂取します。試用期間は約３ヶ月です。
・ニコネチルＴＴＳ
→医師の指導が必要な医薬品で、ニコレットよりも実用性
の高い禁煙グッズです。
・チャンピックス
→医師の指導が必要な医薬品で、ニコチンは含まれていま
せん。禁煙補助剤の薬剤となります。
服用後、タバコを吸いたいという欲が減り、満足感も少
なくなります。試用期間は約１２週間です。
もちろん、このことは他のがんや三大成人病を気にして
いる喫煙者が知っていて損はありません。
また、これらの喫煙グッズを非喫煙者が使用してはいけ
ません。
三大成人病のガン死亡人工2位の「胃ガン」と予防法
現在、がんの中で死亡率第２位にあがっているのは胃がんです。
胃がんの発症理由は、塩分の摂りすぎ、野菜不足、タバコとい
った生活習慣のほかに、ヘリコバクターやピロリ菌の感染があ
ります。
胃がんは他の三大成人病やがんとは原因が違うように見えます
が、予防策に変わりはありません。
胃がんでもっとも重要なのは塩分のとりすぎです。
なぜなら、塩分を摂りすぎると、粘膜状である胃の内壁を溶か
してしまうからです。
ナメクジに塩をかけることを想像していただければ分かりやす
いでしょう。
こうして胃がダメージを受けることによって、胃がんの発症率
が高まっていくのです。
普段の食事に酸味や辛味を加えると、塩分も抑えられます。
たとえば卵焼きなら、卵に塩を入れるのではなく、完成した卵
焼きの上に塩を振り掛けるのです。
この方法は三大成人病全部の予防となり、食生活にも活かすこ
とができます。
塩分の摂取を控えれば、胃がんの原因の一つであるピロリ菌も
活動が弱くなりますし、また紫ウコン、ガジュツを摂取すると、
ピロリ菌は消滅していきます。
また、春ウコンは三大成人病に効果があるとされています。
まとめ
三大成人病の予防策は何があるのでしょうか。
大きなポイントとしては、子どもと成人、つまり大人の生活
様式の違いにあります。
たとえばタバコであったり、お酒であったり、新陳代謝が活
発かどうかであったり、ストレスなどが影響してきます。
大人になると子どものように生活するのは無理ですが、今の
生活に改善できる点があるのなら、自分で気づくこともでき
るはずです。
三大成人病の対策は、最初にその気づきから初めて行きまし
ょう。
コメント