家庭菜園はコツさえ分かれば、初心者でも簡単に美味しい野菜
を作ることが出来ます。
基本は良質な栄養分が含まれた土に、サンサンと降り注ぐ日光
と適度な水分、そして、こまめな世話があれば立派な野菜や果
物が収穫できるでしょう。
初めてだからとしり込みせずに、是非トライしてみませんか。
広い土地がなくても大丈夫です。
ここでは、家庭菜園での種まき、苗選び、苗植えをお伝えしま
しょう。
家庭菜園での種まき
家庭菜園の土作りも済めば、種まきを行いましょう。
野菜の種は、信頼あるガーデニングショップや園芸専門の通販
などで探します。
種は発芽率が100%ではありません。
種の外袋に発芽率が書いてありますから、確認して多めに準備
しておくと安心です。
また、種を長く保管していると発芽率が下がってしまうので、
発芽保障期間の内に種まきするようにしましょう。
家庭菜園にまく前に、種まきの用意をします。
催眼(さいが)と呼ばれる作業で、種の表面に傷を付けたり、
水に浸したりすることで発芽しやすくさせる下準備で、ホウレ
ンソウやレタスなどで行います。
家庭菜園に直接まくことが出来る種もあって、初心者にはこち
らが向くでしょう。
トウモロコシやダイコン、シソなどは種が重ならないように気
を付けてまけば、たくさん発芽してくれます。
家庭菜園に種をまいたら土を被せますが、野菜の種類によって
軽く手で押さえる程度だったり、ふるいなどの道具を使って薄
く覆うというように種によって被せる土の量が違うので、必ず
調べてから土を掛けます。
土を被せ終わったらたっぷりの水を与え、発芽を待ちます。
種から芽が出たら、次は間引きに移ります。
ちょっとかわいそうではありますが、家庭菜園で上手に野菜を
育てる為に必要な作業です。
丈夫で良い株を残すことでよりおいしい野菜が出来るでしょう。
家庭菜園の準備が土作りまで進むと、次はいよいよ種まきです。
小学校の朝顔など、種まきの経験がある方も多いと思いますが、
家庭菜園の種なら、ガーデニングショップや通販で探すのがい
いでしょう。
作業工程としては、種まき→土をかぶせる→水をまく→発芽→
間引きとなります。
種は蒔いたからといって必ず芽が出るわけではありません。
たとえば今年使わなかったからと、翌年までとっておくなど、
長期にわたる保管は発芽率を下げる原因となります。
また、ホウレンソウやレタスなどは種の表面に傷をつけたり、
水に浸したりする催眼と呼ばれる作業が必要となります。
初心者の方なら、直接まくタイプの種がお勧めです。
さて、種を蒔くのにもコツがいります。
まず、外袋に発芽率が記されていますので、確認しましょう。
発芽率にあわせて多めに用意するといいです。
とうもろこし、だいこん、シソなどは種が重ならないように
蒔くことが大切です。
そして土をかぶせますが、これも種類によって軽く手で押さ
えるのか、ふるいなどの道具を使って薄く覆うのか違います。
必ず事前に調べましょう。
そして多めの水を与えれば、うまくいけば2~3日で芽が出
ます。
次に必要なのが間引きです。
成長の遅い芽や生育の悪い芽を選んで抜きます。
かわいそうかもしれませんが、これをしなければ栄養分を野
菜同士で取り合い、上手に大きく育ちません。
いい芽を成長させることで、よりよい野菜をたくさん育てて
ください。
家庭菜園のための苗選び
家庭菜園では種まきの他に苗を購入して植えつける方法はよく
行われます。
家庭菜園での畑作業が不慣れな初心者や、専門家が育成した良
質な苗から野菜作りをしたい方に向いている方法で、園芸店な
どで季節に応じた苗を選ぶと良いでしょう。
また、種には発芽率が悪いものや温度管理が難しい物もあり、
そういう時にも苗が選ばれているようです。
通販サイトや園芸店でよく見かける苗には、トマト、ナス、キ
ュウリに、移植するのを嫌う豆類、イチゴやスイカなどたくさ
んの種類があって、ポリ鉢に入った状態で売られています。
苗選びでは葉や根の張りなどを観察し、元気の良い苗を厳選し
ますが、選び方のポイントは茎とされます。
家庭菜園に植えるには、葉と葉の間隔が短めで、しっかりとし
た太さがあるのも良い苗で、よく見てから購入します。
ただし、初心者には世話が難しい野菜の苗もあり、お店のスタ
ッフに相談しながら選ぶと良いでしょう。
苗を自分で育ててから家庭菜園に植えつける方法もあります。
苗を育てる苗床を準備し、ある程度の大きさになってから家庭
菜園に植えます。
苗床には箱やプランターでもよく、種まきしたら温度や湿度に
注意しながら時々間引きして、希望の大きさになるまで育てま
す。
家庭菜園への植え付けのために、丈夫な苗を準備しておきまし
ょう。
野菜を育てるには、種まき以外に苗を植えるという方法があり
ます。
種から育てると、発芽率に左右されたり、温度調整が難しいこ
ともあるので、苗を選ぶ人も中にはいます。
専門の方が種から成育しているので、初心者にはいいのではな
いでしょうか。
また、季節に合った苗が園芸店などで売られているので、とて
も便利です。
一般的に多く売られているのはトマト、ナス、きゅうり、豆類、
イチゴやスイカなど、実に様々です。
選び方としては、やはり葉や根の張り具合が重要で、元気な苗
を選びたいのですが、一番のポイントは茎にあります。
葉と葉の感覚が短く、太くてしっかりとした茎であることがポ
イントです。
もし分からなければ、店の方に聞いてみてもいいでしょう。
また、苗を自分で育ててから植えつける場合、別に苗床を用意
する必要があります。
そしてある程度大きくなったら植え替えます。
苗床は箱、プランターが使え、種まきをしたら温度や湿度に気
を遣いながら、間引きを行い、ある程度の大きさに生育します。
家庭菜園へ植え替えるためには、丈夫な苗を用意する必要があ
ります。
家庭菜園での苗植え
家庭菜園の為に元気の良い苗が準備できたら、苗植えを行いま
す。
苗を植えることを定植といいますが、定植する際に注意したい
のが根を切らないように丁寧に扱うことで、ゆっくりと気をつ
けながら作業します。
道具は移植ゴテを使い、野菜の種類によっては支柱やヒモなど
も用意しておきます。
家庭菜園での準備は、苗の大きさに合わせて穴を掘っておくこ
とで、プランターに定植するなら、野菜が育つ為に必要な土の
深さに併せてプランターを選んでおきましょう。
ポリ鉢入りの苗を定植する時には、ポリ鉢の形のままそっと鉢
の底を押し上げて抜き取り、植え穴に入れます。
抜く時に出来るだけ力を入れないようにし、土が崩れて根が千
切れないようにするのが上手な定植のコツです。
植え穴に入れたら、周りから押さえるようにしながら埋めます。
家庭菜園が風の強い場所だったり、ベランダなどで風の抜けが
良いケースなど、必要に応じて支柱も立てておきます。
家庭菜園への定植が終わったら、水やりをしましょう。
その時はホースを使って根元近くに掛けず、周りからジョーロ
で優しく掛けないと土がめくれて寝付きが悪くなってしまうよ
うですから、そっと与えるよう気を配ります。
その後は、家庭菜園に寒さや害虫対策としてビニールトンネル
や寒冷紗を設置して、大きく育つようにこまめな世話をしてい
きます。
苗の準備が終わったら苗を植える定植をします。
移植後手を使うのですが、注意しなければならないのが、根を
切らないことです。
丁寧に、ゆっくり気をつけながらおこないましょう。
ポリ鉢の苗を使うなら、その形のまま抜き取って定植しましょ
う。
抜くときに力をあまり入れず、根が切れないようにするのがポ
イントです。
また、野菜の種類によっては支柱や紐が必要なこともあります
ので、準備しましょう。
定植する場所でも準備は変わります。
土地に定植するのなら苗の大きさにあった穴が必要ですし、プ
ランターなら必要な土の深さに合ったものが必要です。
穴に苗を入れたら、周りから押さえるようにして埋めます。
風の強い場所や風通しのよいベランダなどに定植する場合は支
柱を使うと便利です。
定植が終わると水遣りです。
ジョーロで周りからやさしくかけ、根つきが悪くならないよう
にします。
後はビニールをかけたり、寒冷紗をおき、こまめに世話を続け
ましょう。
まとめ
家庭菜園に必要なのは、基本的に十分な栄養が含まれた土、い
っぱいの太陽、適当な水分、そして愛情を持って世話をするこ
とです。
家庭菜園は実はコツを掴めばどなたでも簡単に野菜や果物を美
味しく育てられるものなのです。
用地も狭くても大丈夫です。今はベランダやプランターでも手
軽にできます。
空いているスペースを使ってみてはいかがでしょうか。
また、家でなくとも、市民農園など借りることもできます。
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