心臓は、筋肉でできた「にぎりこぶし」ぐらいの大きさのもの
で、筋肉（心筋）が収縮と拡張をくり返して、血液を全身に循
環させるポンプの役割をしています。
この心筋に栄養を与えている血管を冠動脈といいます。
この冠動脈は、心臓の表面をとりまいて走行しており、大動脈
から2本左右に分枝しています。
それぞれを、左冠動脈と右冠動脈といっています。
ここでは、三大成人病と睡眠時無呼吸症候群、自己管理、食生
活について、お伝えしましょう。
三大成人病と睡眠時無呼吸症候群?
睡眠時無呼吸症候群は三大成人病と関わりがあります。
睡眠時無呼吸症候群はいわばいびきが強くなったもので、睡眠
中呼吸が何秒か停止し、それが何度も繰り返されることを言い
ます。
この呼吸停止によって血液中の酸素濃度が低くなり、血液は被
害を受けます。
そうして三大成人病、特に心臓疾患と脳血管疾患のリスクを高
めるのです。
睡眠時無呼吸症候群は気づくのが難しく、本人も割りと気にし
ていないことが多いのです。
自分で見つける方法としては、睡眠時間は十分に取っているの
に、日中眠たいという症状が持続していることです。
気になるようなら内科や耳鼻咽喉科を受診するといいでしょう。
睡眠時無呼吸症候群の大きな原因は肥満です。
肥満は生活習慣病や三大成人病にも大きな影響を与えます。
しかし、肥満は自分で体を見れば分かるものですので、まずは
これから改善していきましょう。
人は誰しも、長生きしたくなくとも痛いのは嫌いなものです。
睡眠時無呼吸症候群や他の病気を防止するためにも肥満を改善
していきましょう。
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三大成人病と自己管理?
三大成人病には必ず前兆があり、突然かかるものではありませ
ん。
その前兆はあらゆる生活習慣病が関わっています。
三大成人病を防止する最も有効な手段は、自分がどれだけ自分
を律することが出来るかです。
つまり、三大成人病とは、三大自己管理病といえるのです。
日常生活の例をあげると、自分の生活習慣が悪いと会社の勤務
状況や周りの人のせいにしても、三大成人病にかかったとき、
辛酸をなめるのは結局は自分です。
どんなに文句や愚痴を言っても、三大成人病になってしまった
とき、また色々と言ったとしても、その苦しさは自分の口以上
なのです。
ですから、まずは人のせいにはせず、自分で自分をきちんと管
理していかなければならないのです。
人や環境のせいにするよりも、自分の気持ちや気分を改めて０
の状態に戻し、出来ることから始めましょう。
たとえばタバコを減らす、ストレスを発散させる、１駅分は歩
くなど、簡単にできることはいくらでもあるはずです。
人によって出来る数は限られているかもしれません。
しかしその中で出来ることを精一杯することが三大成人病の予
防へとつながるのです。
三大成人病と食生活?
人が生活するうえで、衣食住は基本的なものです。が、その中
で大事なことは食生活です。
食生活は、食べ物が違う地域は平均寿命も異なるというとても
信頼性の高い情報があります。
もちろん食文化の違いもありますが、天寿を全うするのか、三
大成人病などの大きな病気を発症するかの割合の差にもなって
きます。
では、三大成人病を予防する食事とはどんなものでしょうか。
まず第一にいえることは、どんなに栄養バランスが優れていて
も、義務的に食べることは維持できないということです。
栄養素を考えに考え抜いて頭を悩ませると、毎日摂る食品が大
方決まり、結局は家畜やペットのように同じ食事になるという
ことになりかねません。
そうなると、こういった食生活がやがて苦しいと感じるように
なり、長くは続かないでしょう。
まず大切なことは１日３食をしっかり食べるということ、そし
て肉類の摂取を控えめにし、魚介類、豆類に偏光し、野菜を多
めに食べるということです。
食べることは人間の営みの中で楽しいこととして成立してきま
した。どんなに三大成人病を予防するとはいえ、楽しみを奪っ
てはいけません。
このバランスは自分で考えながら決めていくといいでしょう。
まとめ
狭心症や心筋梗塞は、冠動脈の血管内腔が狭くなったり、つま
ったりするために、心筋への栄養補給が不足し、心筋に酸素欠
乏をおこして発病します。
これら冠動脈の病気を虚血性心疾患といっています。
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