オクラはアフリカ原産の暑さに強い野菜なんだね。
オクラの栄養素は、βカロチン(ビタミンA)・ビタミンB
・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・鉄分と食物繊維を豊
富に含んでいるんだよね。
オクラの栽培は移植栽培(ポット)と直まき栽培がありますが、
初心者ま方は5月頃にホームセンター島でポット売りの苗が
簡単でオススメですよ。
オクラは育て方によって収穫量がおおきく変化する野菜なの
ですが丈夫な野菜ですから初心者でも比較的簡単に育てるこ
とが出来ちゃいます。
それでは、 オクラの栽培、支柱の立て方、栽培のコツと病気
対策についてお伝えします。
家庭菜園 オクラの栽培は?
・植え付け時期
冷涼地 5月中旬~6月中旬
中間地 5月上旬~6月上旬
暖 地 4月下旬~5月下旬
・収穫時期
冷涼地 7月旬下~8月中旬
中間地 7月中旬~8月下旬
暖 地 7月上旬~9月上旬
・プランターサイズと土づくり
オクラを栽培する時のプランターサイズは標準タイプ以上(60cm
~)で深型のものを使いましょう。
オクラは根を深くはる性質により、30cm以上の深さが必要にな
るのね。
浅いと草丈が高くなると倒れやすくなりますよ。
オクラの栽培用土は市販の培養土を利用すると簡単ですが、自
分で作る場合は赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1それに石
灰を用土10?当たり10gと化学肥料を用土10?当たり10~30gを混
ぜ合わせ物を使用しましょう。
オクラは多湿を嫌いますので水はけを良くするために、メッシ
ュ付きのプランターか網に入れた発泡スチロールを底が見えな
い程度まで敷き詰めてやります。
その上はウォータースペースを残してプランターの8分目まで
培養土を入れましょう。
・種と苗の選び方
育てやすいオクラの種類には、実の切り口が五角形になる「ア
ーリーファイブ」や「グリーンスター」が有名です。
珍しいオクラには切り口が丸形の「エメラルド」などがありま
す。
この品種もオクラの中では育てやすいお勧めの品種なのですよ。
オクラは初心者の方や植える株数が少ない方はホームセンター
などで苗を購入することをオススメします。
オクラの苗の選び方ですが、オクラは直根性で定植が難しいの
で大きく育ちすぎているものよりも本葉が3~4枚で葉に艶が
あり緑の濃い幼苗を選びましょう。
初心者が失敗しやすいのは、ホームセンターなどで購入したオ
クラの苗は通常2~3本立てになっているのでその株を分けて
植えてしまう事です。
苗を分けてしまうと根が切れたり傷んだりしてしまい成長が悪
くなるだけなので、もったいない気はしますが定植後は育ちの
良い苗だけ残して後はハサミなどで切ってしまいましょう。
・種から育てるコツ
オクラを種から植える時ですが、直播きの場合は管理が悪いと
発芽しない事があります。
その為、1か所に2~3粒ほど種子を撒き本葉が2~3枚出たこ
ろに育ちの良い苗だけを残します。
直播きする時に気を付けることは土を乾燥させないようにする
事です。
管理の面からもポットで苗を作ることをお勧めします。
ポット播きする時はポット1つに対して1つだけ種を植えます。
ただし、芽が出ないものもありますので、ポット苗は予備を多
めに作っておくと良いでしょう。
オクラの種は固いので発芽しやすいように、一晩常温やぬるま
湯につけておくと発芽率が上がります。
・苗の植え付け
オクラは細かい根が少ないので植え傷みが発生しやすいので、
定植する時はポットから取り出す時に根鉢が崩れないように注
意が必要です。
植え傷みを防ぐにはポットから取り出す前に水分を含ませてお
いて、苗を指の間に挟んでポットの底の穴からそっと押し出す
ようにすると根鉢を壊すことなく抵触することが出来ます。
根鉢は用土と同じ高さに植えるようにします。
オクラを植え付ける株間は直根性の野菜なので株間はそれほど
必要ありませんが、葉が大きくなるのでプランターで育てる場
合は最低でも25㎝以上は離すように植付けましょう。
露地栽培の時は株間を40㎝以上離して植え付けると葉が干渉せ
ず日当たりが良くなり収穫量を増やす事が出来ます。
・水やりの頻度と与える量
気温が上がった頃に種を直播きした時は用土が乾燥してしまわ
ないように十分に水やりを行いましょう。
苗を定植した以降は土の表面が乾いた時に水やりを行いますが、
1回の水やり時にたっぷりと与えるようにしましょう。
水不足だと生育が悪くなります。
・追肥の頻度と与える量(まし土を行う)
オクラは気温が上がり本葉が5~6枚になると一気に成長を始
めますが、その時が1回目の追肥のタイミングです。
オクラは収穫を長く楽しむ場合は肥料切れにならないように注
意が必要で、追肥のタイミングは2週間に1回施します。
1回あたり化成肥料を約10gほど株元から離れた場所に全体的に
ばら撒きましょう。
固形肥料の代わりに液肥を水やりを兼ねて1週間に一度のペース
で与えても構いません。
肥料を与える時に灌水で減った土を足してまし土を行うように
しましょう。
・収穫時期
オクラは定植後2か月ぐらいから収穫適期です。
開花から数えると約1週間後が収穫のタイミングになります。
オクラは長さが6~7㎝になった時が一番美味しい頃合いです。
ピークになると次々と大きくなるので莢が柔らかいうちに収穫し
ましょう。
収穫後は収穫した果実の下の葉を全て摘み取っておくようにしま
しょう。
収穫後の果実の下葉を切り取らずにそのままにしておくと、養分
や水分などが葉の方に流れてしまってそれ以上の実成りが悪くな
ってしまいます。
家庭菜園 オクラの支柱の立て方?
オクラの草丈が30㎝程まで成長したら風で倒れないように支柱
に立ててやりましょう。
支柱と茎の節とを結んでやります。きつく縛ってしまうとオクラ
の成長に影響するのでゆるく結ぶことがポイントです。
オクラは成長すると草丈が1~2mまで成長するので、支柱は長
いものを利用するようにしましょう。
プランターで育てる時は底が浅いのでとなりの支柱と繋ぐように
補強しておくと風で倒れる心配がありません。
家庭菜園 オクラの栽培のコツと病気対策?
オクラは連作障害があります。作付けした畑には1年以上空けずに
作付けすると病気が発生しやすくなります。
オクラには、苗立枯れ病、うどんこ病、輪紋病などが発生します。
発生しやすい害虫は、ハスモンヨトウムシ、フタトガリコガヤ、
ミナミアオカメムシなどで害虫を発見したらその都度、除去しま
しょう。
オクラは1株から30個ほどの実がなります。実なりを良くする
には肥料を定期的に与えて肥料切れを起こさない事が大切です。
また、高温多湿を好む野菜なので水切れにも注意が必要です。
オクラの生育温度は10℃~40℃です。15℃以下になると育ち
が悪くなり、10℃以下だと生長が止まってしまいます。
霜にあたると枯れてしまうので十分に気温が上がってから植える
ようにしましょう。
オクラは気温が低い時に種を撒くと途中で枯れてしまいます。
特に初心者で多いのが、枯れた原因を水不足と考えてしまうパタ
ーンです。
低温期に水やりを増やしてしまうとさらに地温が下がり立ち枯れ
を助長します。
オクラは実がなるまでも葉が込み合っているときは、風通しを良
くするために葉の剪定を定期的に行いましょう。
花より上部側の葉が少なくなった時は、「肥料不足」や「なり疲
れ」が考えられますので、その時は未成熟な実を全て若取りして
株間に肥料を与えて一旦休ませると再び収穫量が増えてくれます。
まとめ
・オクラの生育適温は20~30℃で高温には結構強い。ただし低温
や霜に弱く10℃以下になると生育不良となります。
・背丈が高くなるのでプランターでオクラを育てる時は根がしっ
かり張れないので支柱を立ててやりましょう
・オクラは成長が早いので実が柔らかいうちに収穫するのがポイ
ントです。
・オクラは高温を好むので直植えせずポットで種を撒き育苗して
気温が上がったらすぐに定植出来るようにしておきましょう。
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