最近は家庭菜園をする方が増えてきています。
自分の手で育てたものを収穫し、それを美味しく食べるという
醍醐味がある家庭菜園ですが、今は初めての方でも簡単に栽培
できる野菜や果物が売られており、挑戦しようとする人が増え
ているようです。
そう、初めての方でも家庭菜園はできるのです。
ここでは、家庭菜園の肥料、土選び、土づくりについて、お伝
えします。
【家庭菜園】土づくりの基本
家庭菜園の肥料は?
家庭菜園の大切なポイントに、肥料があります。
野菜を大きく健康に育てるには、肥料が欠かせません。
肥料には種まきの時や苗を定植する前に施す元肥と、生育中に
与える追肥があります。
どちらも、ゆっくり長く効く遅効性肥料とすばやく効果が出る
即効性肥料を選べます。
元肥は、家庭菜園の土を20~30㎝ほど掘り下げ、野菜の根の部
分に近い場所に置き、根から豊富な栄養分を吸わせるものです。
根と直接触れ合うと返って根を痛めることがありますから、元
肥の上に土を被せてから種をまいたり、苗を植えつけるように
します。
プランターに入れる時も同様に、土の量に対して適量になるよ
う気を付けておきましょう。
家庭菜園の元肥に向いているのは発酵油かすや堆肥などで、初
めてなら野菜作りに適した堆肥を選ぶようにします。
追肥は野菜から少し離れた所に2、3回に分けて置きます。
野菜の育ち具合に併せて施すと効果的で、液体肥料や硫酸カリ、
化成肥料が代表的です。
例えば、根の付きが悪い場合は過リン酸石灰、実の数を増やし
たいなら化成肥料と、野菜の状態から追肥する肥料を使い分け
ることで生長が良くなります。
家庭菜園が始めたばかりの初心者に簡単で使いやすい配合肥料
もあり、固形タイプの追肥は扱いが簡単ですからおすすめです。
家庭菜園の土選びは?
家庭菜園でおいしい野菜を育てたいなら、土選びが大切になり
ます。
野菜や果物が健康で、病気にもならずに大きくなるには、栄養
分が豊富な環境が重要です。
土は良質なものを選びましょう。
家庭菜園に取り掛かる前に、まず育てる環境を整えます。
雑草が生えていたらきれいに抜いて、石などの根の生長を妨げ
るものもしっかり取り除きましょう。
家庭菜園の土をクワやスコップで深く掘り起こし、空気を含む
柔らかい状態にします。
プランター栽培なら、土と一緒に鉢底石を準備します。
以前から持っている土を使う場合は、ふるいなどの道具を用い
て土をより分け、土中の雑菌を日光消毒するためにシートに広
げておきます。
どれも体力を使う作業ですが、苦労した分だけ立派な野菜の収
穫が期待できます。
それから、家庭菜園では土の酸度を調べておくと良いですね。
雨の多い日本の土は酸性に傾きやすく、カルシウムやカリウム、
マグネシウムが不足しやすいとされ、小麦粉のような苦土石灰
(くどせっかい)でアルカリ性~中性に調整します。
野菜は弱酸性から中性の土壌だと大きく育ちやすくなるので、
種や苗を植える2~3週間までにこの作業をしておきます。
初心者なら家庭菜園用の土が通販などで売られていますから、
土選びにはそれらがおすすめです。
野菜ごとに調整された土もあります。
野菜や果物を育てる際に土台となるのが土作りです。
栄養分が十分にあることが重要です。
始める前に、雑草を抜き、石を取り除く必要があります。
次に、鍬やスコップで掘り起こし、十分に空気をいれ、柔らか
くします。
ただし、プランターの場合は鉢底石が必要となりますので準備
してください。
また、前もってあった土を使うなら、古いなどで土をより分け、
シートを広げてその上で雑菌を日光消毒します。
手間がかかり体力も使いますが、その分質のよい野菜の収穫を
望むことができます。
また、日本は雨が多く、土が酸性になりやすいため、カルシウ
ム、カリウム、マグネシウムが不足しがちといわれています。
土の酸性度を調べ、苦土石灰を用意して、土をアルカリ性、中
性にしましょう。
野菜は弱酸性から中性の土で大きく育ちやすくなります。
種まきや苗植えの2~3週間前までにしておくといいでしょう。
また、通販などでも家庭菜園専用の土が販売されています。
分からない場合は専用の土を使うといいでしょう。
家庭菜園に適した土作り?
家庭菜園の為に質の高い土作りをしておきましょう。
土に栄養があって、雑菌などが少なければ、野菜や果物はとて
も丈夫に生長してくれます。
家庭菜園で一番力を入れておきたいのが土作りだとされますか
ら、良い土作りが出来るように準備します。
土は天日干しや苦土石灰を混ぜ込むなどの下処理を済ませ、適
度な肥料を施します。
初心者には予め調合された肥料がおすすめですが、手間を掛け
られるのであれば堆肥を作るのも良い方法です。
堆肥は家庭から出る生ゴミや家庭菜園から出る落ち葉などを利
用し、コンポストや堆肥が作れる生ゴミ処理機を使って作りま
す。
ゴミの減量にも繋がりますから、堆肥作りが出来るスペースが
あるなら作ってみても良いでしょう。
家庭菜園に肥料を施したら、野菜を植えやすくするための畝を
作ります。
家庭菜園内を動きやすいように作っても良いですし、植える野
菜の大きさに合うように作るのもよく、自分の好みで幅や高さ
を決めてもOKですが、日当たりや風通しを考えて南北畝にする
のが基本のようです。
家庭菜園ではその土地ごとに土壌の性質も変わります。
水はけの悪いところもあれば、粘土質な場所もありますから、
畑の欠点をなるべく少なくするような土作りが理想ですね。
家庭菜園用の土作りには適した作り方があります。
天日干しや苦土石灰を混ぜ込むなどの準備をし、肥料を与え
ておきます。
この肥料ですが、初心者なら予め準備されている市販のもの
を使うといいでしょう。
また、手間はかかりますが、堆肥もお勧めです。
堆肥は生ごみや落ち葉などを利用し、コンポストや堆肥が作
れる生ゴミ処理機を使います。
ゴミの減量にもつながりますので、エコにもなります。
次は畝です。
野菜の大きさに合わせるのはもちろん、自分が動きやすいよ
うにしてもいいでしょう。
お好みで幅や高さを決めましょう。
また、どこに作るかで土壌も変わります。
水はけの悪いところ、粘土質、様々ですから、これらの欠点
を補うような栄養豊富で質の高い土を作るようこころがけま
しょう。
まとめ
家庭菜園のいいところは何よりも新鮮な採りたての野菜や果
物を収穫できますし、農薬も使わずにできるので、「食の安
全」を食卓に提供することが出来るのです。
また、外で体を動かすことは、心と体の栄養ともなります。
いい運動だからと家庭菜園に精を出す人もいるのです。
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