毎年8月15日に行われる精霊流しは、盆前に死去した人の遺族が
故人の霊を弔うために手作りの船を造り、船を曳きながら街中
を練り歩き極楽浄土へ送り出すという長崎の伝統行事です。
各家で造られる船は大小様々で、材料は主に竹、板、ワラを使
います。
長く突き出した船首(みよし)には家紋や家名、町名が大きく
記されます。
船の飾り付けには故人の趣味などを反映させたり、町内合同で
もやい船を出したりと、8月になると細部の飾り付けにまでこだ
わった様々な造りかけの船が路上に多く見られるようになります。
当日は夕暮れ時になると町のあちらこちらから「チャンコンチャ
ンコン」という鐘の音と、「ドーイドーイ」の掛け声が聞こえて
きます。
耳をつんざくほどの爆竹の音が鳴り響き、行列は夜遅くまで続き
ます。
2014長崎精霊流し
精霊流し 長崎 2015の日程は?
・日時:2015年8月15(土)
・時間:17:00~23:00
・会場:長崎県長崎市市内中心部一帯
・人出:例年約19万人
精霊流し 長崎 2015の交通規制は?
精霊流し期間は交通規制があります。
時間は午後6時から午後11時頃まで規制がかかります。
場所は、精霊船のコースを中心に規制されます。
精霊船はどこでみるの?
精霊船は、2つに分けることができます。
・個人船
・もやい船(自治会など地縁組織が合同で出す船)
では、精霊船はどこで見ればいいのでしょうか?
その場所は長崎県庁前道路の県庁坂です。
県庁坂通り【長崎県長崎市江戸町3】
時間は17:00~23:00頃に見れますよ。
精霊船の数は、1,500くらいでるようですからたっぷりとみれ
ますよ。
夜でも見れるのと心配される方もおられるかもしれませんが、
大丈夫です、船は灯りが灯るように作られていますから、夜で
もみれますよ。
ただ爆竹の爆発音が凄すぎるかも知れませんよ。
まとめ
元々、中国人が毎年行っている彩舟流(さいしゅうながし)に
倣ったものらしく、当時大波止場にて精霊船に火をつけて流す
ことが流行しました。
港内にはオランダ船や唐船が停泊しており、危険極まりないた
め、1855年に三味線や太鼓などではやし立て、火をつけて精霊
船を流すことが禁止され、現在の花火や爆竹を鳴らすに至って
いるそうです。
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