一千有余年の昔、平将門が下総国(千葉県北西部)に野馬を放ち、
敵兵と思い軍事訓練を行ったのが始まりであると伝えられ、現
在では、毎年7月末の土曜日・日曜日・月曜日に甲冑で身を覆い
500余騎の騎馬武者が腰に太刀、背に旗指物をつけて疾走する豪
華絢爛で勇壮な戦国絵巻を繰り広げます。
いま甦る壮大な戦国絵巻 -南相馬市 相馬野馬追-
相馬野馬追 2015の日程は?
・日程
毎年7月の最終土曜日・日曜日・月曜日となっています。
平成27年 7月25日(土)・26日(日)・27日(月)
【 1日目(7月25日)】
出陣式
【出陣式】しゅつじんしき
出陣式は、相馬中村神社・相馬太田神社・相馬小高神社の相馬
三妙見神社で執り行われ、御本陣である主会場の雲雀ヶ原祭場
地(南相馬市原町区)へ出陣します。
場所/相馬中村神社・相馬太田神社
相馬小高神社
日時/7月25日土曜日
総大将お迎え
【総大将お迎え】そうたいしょうおむかえ
北郷の陣屋では、副大将を中心に、侍大将、副軍師がそろい、
軍者をはじめとする各役付武者や螺役などが整列して総大将を
お迎えします。
総大将訓示の後、御本陣である雲雀ヶ原祭場地に進軍します。
場所/南相馬市鹿島区
日時/7月25日土曜日 正午から
【2日目(7月26日)】
騎馬武者行列
【お行列】おぎょうれつ
500余騎の騎馬武者達が3Km先の御本陣である雲雀ヶ原祭場地
を目指し進軍します。
甲冑に身をかため、太刀を帯び、先祖伝来の旗指物を風にな
びかせながら威風堂々にして豪華絢爛な戦国絵巻を繰り広げ
ます。
場所/南相馬市原町区 野馬追通り
日時/7月26日日曜日 午前9時30分から
甲冑競馬
【甲冑競馬】かっちゅうけいば
正午、陣螺・陣太鼓が鳴り響くと、兜を脱ぎ、白鉢巻を締め
た騎馬武者が、砂埃舞う中を人馬一体となり先祖伝来の旗指
物をなびかせて、勇壮果敢に疾走します。
場所/南相馬市原町区 雲雀ヶ原祭場地
日時/7月26日日曜日 正午から
神旗争奪戦
【神旗争奪戦】しんきそうだつせん
午後1時、陣螺を合図に満を持していた数百騎の騎馬武者達が
集結し号砲一発、舞い下りる御神旗めがけて突進する様は、
正に合戦さながら。御神旗を手中に収めた騎馬武者には、そ
の武勲を称え惜しみない拍手が送られます。
場所/南相馬市原町区 雲雀ヶ原祭場地
日時/7月26日日曜日 午後1時から
【3日目(7月27日)】
【野馬懸】のまかけ
野馬追古来の姿を現在に残す行事で、放たれた野馬を神社境
内に追い込み、白装束の御小人が素手で神馬を捕らえ神前に
奉納する神事が行われます。
場所/南相馬市小高区 相馬小高神社
日時/7月27日月曜日 午前9時から
・相馬野馬追執行委員会
野馬追い執行委員会
相馬野馬追執行委員会公式サイト
相馬野馬追執行委員会による行事概要や観覧方法、交通案内
などを紹介。
電話 0244‐22‐3064
電話 0244‐24‐5263
(事務局:観光交流課内)
・野馬追い観覧料金
※一般自由席(当日券)大人1,000円(高校生以上)
※6月上旬から前売り 大人800円(高校生以上)
※行列観覧桟敷席のみは、甲冑競馬及び神旗争奪戦は観覧でき
ません
※桟敷席・セット席については、定員数に達したため、以後の
予約についてはキャンセル待ちとなります。
メインの観覧席となる場所は「七曲りの坂」の両サイドになり
ますが、この席はほとんど団体席で予約されていることがほと
んどですね。
相馬野馬追 2015 見どころ?
・相馬流れ山踊り伝承公開
・甲冑競馬 12:00 各10頭立て
①螺役(かいやく)騎馬 1回
②一般競馬 9回
計 10回
・神旗争奪戦 13:00
※狼火20発 御神旗40本
※一発の中に御神旗は2本入っている
このイベントの中では神旗争奪戦が一番の見どころだと思います。
お行列も面白いのですが、やはり騎馬武者の戦いはこの、神旗
争奪戦ですね。
見事に御神旗の赤い旗を手に入れたものは、七曲りの坂を駆け
上り、本陣山頂上の審判に見せ、妙見社のご褒美を貰います。
【飛行機をご利用の場合】
福島空港
?札幌⇒福島空港・・・約1時間20分
?大阪⇒福島空港・・・約1時間10分
※福島空港よりお車をご利用の場合
福島空港から国道4号線を北上し、二本松経由で約120km
(約2時間40分)
仙台空港
?札幌⇒仙台空港・・・約1時間10分
?大阪⇒仙台空港・・・約1時間10分
※仙台空港よりお車をご利用の場合
仙台空港⇒仙台東部道路⇒常磐自動車道⇒南相馬IC
(約1時間10分)
【JRをご利用の場合】
?東京駅⇒東北新幹線(やまびこ・はやて約2時間)⇒仙台駅
⇒常磐線⇒原ノ町駅 約4時間
※仙台駅よりお車をご利用の場合
仙台駅下車⇒仙台東部道路⇒常磐自動車道⇒南相馬IC
(約1時間15分)
?東京駅⇒東北新幹線(やまびこ 約1時間30分)⇒福島駅
※福島駅よりお車をご利用の場合
福島駅下車⇒県道原町・川俣線(約1時間15分)
お車をご利用の場合
?福島⇒県道原町・川俣線⇒南相馬市 約1時間15分
?二本松⇒国道4号線⇒県道原町・川俣線⇒南相馬市
約1時間30分
?東京⇒常磐自動車道⇒南相馬IC 約3時間
?東京⇒東北自動車道⇒二本松IC⇒国道4号線⇒県道原町・川俣
線⇒南相馬市 約4時間30分
?仙台⇒仙台東部道路⇒常磐自動車道⇒南相馬IC 約1時間15分
まとめ
相馬三妙見のひとつである太田神社(南相馬市原町区)が中心
となって野馬追祭の再興が図られ、明治11年(1878)から、正
式な内務省の許可を得た中村・太田・小高の三社合同の野馬追
が始まりました。
これが今日の相馬野馬追の原型となりました。
昭和53年5月には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
現在は、相馬野馬追執行委員会(委員長=南相馬市長)を中心
に、新地町、相馬市、南相馬市、飯舘村、浪江町、双葉町、大
熊町が支援する祭りとなっています。
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